2015/12/24
EagleEyeはインターネットを経由して動画データ(ライブ録画と録画データ)の参照とクラウドデータセンターへ録画画像を保存しています。動画データの送受信に必要な帯域、容量は主に、画像の画質(SD、HD、HD2)、1秒あたりのコマ数、被写体とその動き、カメラ台数、送信モードと録画時間(event、alwaysの指定)等に依存します。
組み合わは様々ですが、今回はEagleEye純正カメラ EN-CDUM-002aをSD画像で以下のような設定で一週間録画に要した帯域を測定しました。
測定対象はイグアスソリューションセンター(お客様に無料でご活用いただける検証環境設備)の出入り口を録画している防犯カメラです。
全ての条件を含む値ではありませんが、参考値として公開いたします。
帯域測定はEagleEye機能を用いています(カメラ設定-->メトリクス)。下記帯域測定結果より11/19~11/25までの1週間のデータを対象しました。11/19から順に帯域は0.52Mbps、0.29Mbps、0.09Mbps、0.47Mbps、0.23Mbps、0.27Mbps、0.23Mbpsとなっています。
必要な帯域は安全を考慮し、最大値である11/19の0.52Mbpsが妥当と考えられます。 0.52Mbpsは1秒あたりに0.52メガビットのデータが流れるわけですから、1日あたりにすると0.52×60(秒)×60(分)×24(時間) = 44928Mビット。ビットをバイトに変換するため8で割り 44928Mビット÷8 = 5616MB(約5.5GB)となります。
3.データ量に制限のあるISP
インターネットサービス・プロバイダーにより異なりますが、1日のデータ通信量に規制がある回線があります。安価なベストエフォート型の回線にこのような規制の傾向があるように見えます。制限されるデータ量は30GB/1日のISPが多いように見えます。(規制の有無とデータ量はご契約ISPへお問合せください)
4.カメラは何台使えるのか?
例えば今回の場合1日にカメラ1台あたり5.5GBのデータ量となるので30GB/5.5GB=5.45となり、図1のようなカメラ設定の場合は5台程度が限界のようです。カメラ用途以外の日常業務で必要とするデータ通信量は含まれていませんので実際利用可能なカメラ台数はもっと少なくなりそうです。
今回は録画時間(タイミング)をalways(ずーっと撮りっぱなし)で設定しています。 これを動きのあった時だけ録画するeventにするとデータ量軽減の可能性があります。これについてはまたの機会で測定をしたいと思います。